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ブログblog

2023.5.14ヒストリー歯の話を通して愛を伝える② 歯科技工士編〜歯科技工士の道から脱走!?〜

【歯科技工士編〜歯科技工士の道から脱走!?〜】

前回(2023年3月31日ブログ)からの続きです。

歯科技工士になって2年が過ぎ
悶々とした日々を過ごしていました。

このままでいいの私?

このまま小さな部屋で窓は小さな窓だけの職場
来る日も来る日も寝ずに仕事をしていた23歳の私

「もうきつい…」

そんな時にラジオからある声が聞こえる

「オーディションします。私たちと一緒にラジオで話しませんか?」

きっとオーディションに出たら何かが変わる!

どうせ落ちる。でも、この気分だけは変わるかも知れない

 

履歴書を準備して記入
段々と欲が出る
どうせ落ちるならやるだけやって落ちよう!
だったら履歴書に目を止める事とオーディションでいきなりの質問ではなく
質問を寄せるような履歴書を作成しよう〜

作戦①
履歴書を送った後に誰よりも早く手にしてもらう作戦

作戦②
履歴書に目がいく備考欄への言葉

 

さ〜私の作戦が成功するのでしょうか?

作戦①は郵送し届いた時期にラジオ曲に電話作戦
「私の履歴書届いていますか?切手を貼り忘れて。担当の方ディレクターにお願いします」と電話
「高野さんですね?はい、届いていますよ」とディレクター
「ありがとうございます。私は高野恵美子と申します。どうか宜しくお願い致します」と私
「そういう事ですね(笑)わかりました。オーディション楽しみです」とディレクター
やった〜、
人より早くにそして興味を持っていただけたわ私の履歴書〜
なんとしても受かりたい

作戦②オーディションで緊張しないために質問を寄せて答えをあらかじめ練習
履歴書の備考欄に「趣味恋愛」と記入。質問が来たら
「私は男の人が好きではなく、人の可能性を見て好きになる。だから趣味恋愛なんです」を練習

所がオーディションが受けられない事態に…
オーディション日は平日
職場の歯科医院は休めない
オーデション日の一週間前に院長に嘘をつく
「叔母が危篤で会いに行く。休ませてください」
嘘はバレバレだったと思いますが
今にも退職しそうなくらい暗い表情の私に当時の院長はOKを出してくださいました。
ただ…前日、急な仕事が入る。それは患者さんの試適
院長より「危篤は嘘だろ?仕事を優先しなさい」

 

ピンチ〜
オーディションが受けられない!!
諦めたくない!
と言う事でまたもやラジオ局に電話

「オーディションに受けたいけど受けれないです。どうしても受かりたい何か方法はありますか?」
「いや、受けられないなら諦めてください」
「受かりたいんです。どうにかなりませんか?」食い下がる私
「じゃあ、結果が出ているかも知れませんが、次の日はどうですか?」ほぼ断り文句
「会ってくださるんですね!じゃあ行きます」と断り文句が聞こえていない私

オーディション日の次の日は休診日
いける!!

オーディションは受けられなかったけれど次の日、ラジオ局へ行く

通されたのは小さな会議室
2人の方が机で面接

「あなたに与えられる時間は2分です。我々も忙しいので」厳しい〜言い方
「はい、ありがとうございます」と私

「では早速、趣味恋愛って何?」

キタ〜〜〜!!準備して良かった〜〜!!

「はい、私は男の人が好きではないんです。人の可能性を見ることが好きで、それが見れた時、その人が好きになってしまうからです。人の可能性を見る事が好きで趣味恋愛と書きました」

反応は…

「ほ〜、ではもう一つ聞きましょう。もう一つ書いてありますね意気込みで。何でもしますさせてもらいますと。では、ここでビキニになってくださいって言われたら?」(今思うとセクハラ?笑)

両手を横に広げてグルッと周り
「こんな私ですが、脱がせたいならどうぞ!!」

ここで面接終了
オーディションが受けられなかった
でも、諦めなかったらここまで来れる
自分自身に少し自信がつきました。

面接が終わりドアを閉めようとした瞬間
次の言葉がディレクターからかけられる

「君と仕事がしたいね。」

号泣しました。
こんなに認めてもらえるって嬉しいことなんだって
そして
恥ずかしくもありました。
歯科技工士がきつくて辞めたい
そのことばかり考えていました。

でも
「君と一緒に仕事がしたい」と言われるくらい歯科医師の先生達から言われるくらいやり切ったのか?
まだまだ、全然やり切っていないのに
逃げる事だけ考えてきた私
これからは
「きみと一緒に仕事がしたいね」って言われるくらい仕事しようと

そして
奇跡が起こる

「高野さん、合格しました。ラジオで一緒に話をしましょう〜」

諦めなければ道は開く

 

次回は歯科技工士とラジオ局の二足のワラジです